現代人の野菜不足とその解消方法について

毎日の食生活のなかで、意識して野菜を食べようとしている人は少なくないと思います。

しかし現実には、日本人の野菜不足はずいぶん前から指摘されていて、この傾向は年々深刻化しています。

厚生労働省では、1日350g以上の野菜を摂ることを呼びかけています。

その内訳は、緑黄色野菜が120g、淡色野菜が230gです。

ところが厚生労働省が毎年実施する「国民健康・栄養調査」によると、成人の野菜摂取量の平均は280~290gくらいの値で推移し、恒常的に野菜不足に陥っているのが現状です。

1 野菜不足が引き起こす病気

生活習慣病

野菜不足が深刻な生活習慣病の原因となっています。

高血圧、肥満、糖尿病等が目立ちます。

肥満を例にとってみれば、野菜不足だと脂肪分が分解して排出されないので体に溜まり肥満の原因になります。

また、繊維不足で便秘気味になり腸の機能が低下して、体内の新陳代謝が悪くなります。

高血圧のリスクも気になります。

野菜にはカリウムがたくさん含まれていますので、塩分の排出を促進させます。

ですから、野菜を多く摂っていれば、多少塩分を多く摂りすぎても高血圧になるリスクも減少させます。

野菜が不足した生活では、ビタミンやミネラルが恒常的に不足しますので、代謝機能が落ちて肥満や糖尿病を引き起こします。

うつ病等による精神不安定

うつ病と食事の関係は深く、野菜不足等により、うつ病の人では特定の栄養素不足が指摘されています。

まずは葉酸です。

葉酸はタンパク質や神経伝達物質などの合成に関わるビタミンの一種で、葉酸不足がうつ病発症のリスクになることが以前から指摘されていました。

葉酸はホウレンソウや小松菜などの葉物野菜、納豆などに多く含まれています。

それ以外では、野菜に多く含まれているビタミン類は精神を落ち着かせて安定した状態を維持する効果が期待できる成分です。

これらが不足するとうつ病になる可能性が高くなります。

特に、最近の子どもがキレやすい、我慢できない、集中力がない、情緒不安定という報告がなされている背景には家庭の食卓での野菜不足が起因していると思われます。

皮膚病・肌荒れが深刻化

野菜不足が原因となるもう一つの症状は皮膚の疾患です。

肌荒れや肌トラブル、口内炎などに悩まされています。

これは野菜不足によるビタミン不足から、コラーゲンの再生を促すことができなくなっている状態、またはビタミン不足で炎症が起きている状態です。

それ以外では、野菜が不足すると便秘になりやすくなります。

便秘は、食物繊維の不足が招く症状です。

便秘が続くと、体内に毒素が溜まり排出されないので、肌にもその影響が出てきます。

ニキビ、肌の赤らみや吹き出物が肌の表面に現れてきます。

2 野菜不足の解消方法

野菜不足解消の一番の方法は、野菜を食べることです。

わかっていることなのですが、一人暮らしをしていると、なかなか難しいのが現実です。

仕事が忙しい、外食が続いている、自炊ができない等の理由で、野菜を十分に食べれないことにあります。

一人暮らしでも野菜不足を簡単に解消できる方法を調べてみました。

野菜ジュース

一人暮らしでもできる簡単な野菜不足解消法として、1番人気があるのが野菜ジュースです。

野菜ジュースは、スーパーやコンビニなどでも売っているので、手に入りやすいことがメリットです。甘味があって飲みやすことから、とても人気があります。

デメリットは、糖分が含まれていること、食物繊維が取り除かれたりしています。

青汁

次に人気があるのが、皆様よくご存じの青汁です。

青汁のメリットは野菜本来の栄養素が十分に摂れることです。

デメリットは、野菜が嫌いな人にとっては飲みにくいと感じることです。

サプリメント

最近は、野菜不足を簡単に補うためのサプリメントが多く販売されています。

メリットは、野菜嫌いの人でも飲みやすく、持ち運びが便利なことです。

デメリットは、野菜そのものの栄養素がとれないこと、品質が不安定なことです。信頼のおけるメーカーの製品を選ぶことが大切です。

3 野菜の効能を知って、野菜不足による体調不良を解消

年齢を重ねても、それなりに毎日を活動的に過ごしている人には、やはり理由があります。

それはバランスのよい食生活を送り、野菜を十分に摂取しているという点です。

野菜はビタミン、ミネラル、食物繊維の重要な供給源で、健康の維持・増進に不可欠な食品です。

野菜不足にならないよう食生活に気をつけることは、この現代社会ではとても大切なことです。

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