乾燥肌の原因と効果的な解消法について

本来、肌の角質層には、水分を保持したり、アレルゲンや紫外線から肌を守る機能が備わっています。

そのため、正しいスキンケアをして角質層が健全であれば、それほど乾燥肌に悩まされることはありません。

なお角質層は、皮膚膜、NMF(天然保湿因子)、細胞間脂質から構成されています。

しかし、角質層の水分がかなり低下していて、「皮膚」や「セラミド」などによる保湿システムがうまく機能していないと「乾燥肌」が発生します。

1 乾燥肌の原因

偏った食生活

バランスよく食べていれば、栄養面や食事、食生活が原因で乾燥肌を引き起こすことはありません。

しかし近年は、極端なダイエットや偏食、バランスの悪い食生活、欧米型の食生活が原因で乾燥肌になる女性が増えているといわれています。

唐揚げやトンカツなどの揚げ物、ハンバーガーなどのファーストフードやスナック菓子などは油分を多く含んでいる食べ物です。

油っぽい食べ物を摂りすぎると、身体の代謝機能が悪くなるといわれています。

代謝が悪くなってしまうと、ターンオーバー(皮膚の新陳代謝)の機能が悪化してしまうため、乾燥肌の原因と考えられています。

ケーキやクッキーなどの糖分が多く含まれているお菓子や、甘い清涼飲料水などには糖分がたくさん含まれています。

糖分は体内でビタミンを消費してしまい、ビタミン不足に陥り乾燥肌につながります。

カフェインは主にコーヒー、紅茶などに含まれていて日常的に飲む方が多いかと思います。

カフェインはリラックス効果がありますが、身体を冷やす効果もあります。そうなると血流が悪くなり、ターンオーバーが機能しなくなります。

間違ったスキンケア

女性の皆さんは多くの化粧品と美容情報に囲まれ、日々せっせとスキンケアをしています。

しかし、そのスキンケアが間違っていると、自ら肌の保湿能力を弱め、乾燥肌に陥ってしまっています。

本来肌の角質層には、水分を保持したり、アレルゲンや紫外線から肌を守るバリア機能が備わっています。

乾燥肌に悩んで皮膚科を訪れる患者さんの多くは、間違ったスキンケアによって自ら皮膚のバリア機能を傷つけ、自分で乾燥肌を招いてしまっているのです。

摩擦(こすりすぎ)や間違ったクレンジング、洗顔、紫外線などによって皮膚がダメージを受けると、肌は非常事態だと認識し、角質細胞の増殖スピードが速まります。

そうやって作られた角質層は未熟で、十分なバリア機能を発揮できません。そのため、肌の保水能力が低下してしまいます。

肌を傷める生活習慣

睡眠不足、エアコン、ストレス、入浴など、私たちの日常生活には、角質層の保湿機能を低下させる要因がたくさん潜んでいます。

肌のターンーオーバー(皮膚の新陳代謝)を一定の周期に保つ働きをしているのは成長ホルモンです。

睡眠時間が不足すると、成長ホルモンの分泌量も低下し、肌のターンオーバーが上手く機能しなくなります。

エアコンは室内の空気を乾燥させます。

そのため、長時間エアコンにさらされますと、皮膚の保湿能力が低下して肌が乾燥してきます。

2 乾燥肌の効果的な解消方法

肌に不可欠な栄養素

まず、偏った食事は避ける必要があります。

これは乾燥肌だけではなく健康面でも支障をきたしますので注意が必要です。

バランスの良い食事を摂ることをこころがけてみてください。

主食(米・パン・麺)があり、主菜(肉・魚など)があり、副菜(野菜・海藻・きのこ類・大豆製品)がある状態をバランスの良い食事といえます。

栄養素として重要なのは、タンパク質(大豆製品、ひじき、卵、わかめ等)、ビタミン類(レバー、サバ、イワシ、緑黄色野菜、アボガト等)、必須脂肪酸にはオメガ3系脂肪酸(鮭やサバ、イワシ等)やオメガ6系脂肪酸(ごま油、コーン油等)の2種類があります。

ミネラルも肌や髪、そして爪の健康も維持するのに欠かせない栄養素です。

細胞分裂に必要な酵素を働かせる補助をしてくれる栄養素です。

乾燥肌にやさしいスキンケア

油性の成分を洗い落すクレンジングは、角質層に以下の2つのダメージを与えます。

「摩擦によるダメージ」「クレンジングの洗浄成分(界面活性剤)によるダメージ」があるのですが、ダメージを最小限に抑える工夫が必要です。

多くの方は保湿のために化粧水を使用されていますが、保湿美容液もおすすめします。

化粧水で補われた水分を保持し、保湿を完璧なものにします。

乾燥肌対策は、美容液をいかに活用するかにかかっているといっても過言ではありません。

長時間の入浴などは避けてください。

肌がぬれている状態が長く続くと、角質層の細胞間脂質やNMF(天然保湿因子)が流出してしまい、よけい肌が乾燥してしまいます。

また、肌になじみやすいオイルを過度に塗ると、セラミドを主成分とした細胞間脂質のバランスが崩れ、バリア機能が損なわれてしまいます。

ストレスへの対応

乾燥肌対策としてどんなに保湿ケアをしても、ストレスが原因で肌が乾燥してしまう場合もあります。

そのため、しっかりとストレスケアを行うことも重要です。

ストレスを上手に解消することはもちろん、十分な睡眠や規則正しい食事、適度な運動を行うなどして生活習慣を整えることが、乾燥肌対策には重要です。

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